ロ ク ジ ョ ウ
Cornu Cervi parvum
鹿(袋角)茸

ロクジョウとは、毎年生え替わる牡鹿の新しい角のことで、日本ではその形からキノコ(茸)といい、中国では細毛(茸)が茂っていることをいう。
原動物のちがいから、花鹿茸(ニホンジカ)と馬鹿鹿(アカシカ)の二種類に分けられている。
鹿茸(スライス状態)
根本(左)・中程(中央)・先端(右)
角の先端にいくほど良質である。
分 類: 偶蹄目(Artiodactyla) シカ科(Cervidae) シカ属(Cervus)
ニホンジカ(Ceruvus nippon・・・・) & アカシカ(Cervus elaphus・・・・)
分 布: ニホンジカは、日本、朝鮮半島、中国に生息。アカシカは、ユーラシア、北アメリカに生息。
近年ではアカシカを中国とニュージーランドで飼育されている。
成 分: 水分(11.92%)・有機物質(54.05%)・灰分(34.03%)
有機物質(54.05%)中=脂肪(3.74%)+総窒素(9.81%)
灰分(34.03%)中=カルシウム(34.65%)+無機燐(43.5%)
脂質総脂質・燐脂質(レシチン・ケファリン・コレステリン)・中性脂肪(他の脂質)
薬 効: 強壮、疲労回復・強精(腎虚)・骨形成促進・止血・利尿・消腫作用
低血圧症本態性低血圧症の改善
自律神経失調症全身倦怠、易疲労症、食欲不振、不眠、不安の自覚症状の改善
更年期障害月経調整、月経周期の回復